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LOWPOP LTD. / REPACKED

ローポップリミテッド / リパックド

HI-SKOOL POST PUNK

どうして?記憶を手繰って
スニーカーを履いて
歩き出す血が滲んでる空

君は頬杖をついて明後日を見ていた
身勝手な青空思い出した

さよなら 朝方の電車
冷たかった空気 巻き戻す
カセットテープのA面

僕は頬杖をついて明後日を見ていた
身勝手な青空思い出した

話してるのは君の好きだった写真の色
どうして屋上に未来を揺らしている?

搔き消した青春と
交差した衝動を
書き足した小節が揺らしている

奪い去った青春を繰り返す衝動を
揺らして

THE DAY ENDS / 落日

コーラを開けた瞬間、なくなるもの
逃さないよう口を離さず
僕らはいつも願っている
苦しみや 耐えがたい悲しみを
一つ残らずサンプルする
廊下に響くギターの音  煙草吸う彼の目
青い最果て 摩り切れてる君へ

朝、瞼を開く2秒前
そこに願うのは青空
グラウンド ベンチのトップバッター
休憩中 プールの静けさ
解放 バルブと塩素 追想
焼き付く残像  爆ぜる妄想
ドアを開くと君がいたはずの
もう僕のものじゃない部屋

巻き戻せ!落日、ゆっくり
忘れたはずの遠いあの瞬間へ
帰り道 差し込んだ夕陽
羽を焼き潰す  燻んだ空気

白い光の中 君の膝の上で目を覚ます
痛みや苦しみ、嫉妬さえも
現実感をもたらしてはくれない!!
一つ残らずサンプルしよう
夕方5時 鳴り響く時報 錯綜
記憶と妄想 喧騒!
おはよう 呟く君の声が
未だに拭いとれない 見えない 光の矛先
未来 ドアをノックした三回
ここで自我の中へ飛び込め
朝日にじっと照らしたこの手
時間は限りなく有限で
僕が死ぬまでにあと何秒?

巻き戻せ!落日、ゆっくり
忘れたはずの遠いあの瞬間へ
帰り道 差し込んだ夕陽
羽を焼き潰す  燻んだ空気

Low Pop Ltd. represents 64 mind

WIRE

君の手をひたすらに追って
窓を刺す光 正しさに触れて
この部屋はいつも虚しさで満ちて
溢れそう 雨が床に落ちるまで

oi!

意味のない日々と空は枯れて
こぼれてる煙草 白く燃えて
僕を刺す夕陽 頰は冷めて
いつまでも 響く 青く 消えて

失ってくものはどこへ?
失ってくものはどこへ?

BUILT FOR GUILT

この部屋を飛び出す勇気は
まだある?
首元まで水が張り詰めた
この部屋を

初めから何もなかったと
いつ気付いた?
僕はもうどこへ行けばいいのかを
知っていたのか?

矛盾してるのもわかってる
ありえない記憶
くだらないのもわかってる
全部捨てて
言いたいことなんて何もないよ
伝えたいことなんて何もないよ

言葉はとっくにすべて死んでしまった
ただ ただ
ここにあるのはそれだけ
それだけ  それだけ

思い出や失敗や恥や青さや憎しみが
あらゆる僕の欠片が
並べた言葉に乱反射している
詩を書くなんて簡単だ
目の前にある耳障りな言葉から順番に皆殺しにしていけばいい
ふと止めた手にかかっているその死体が詩だ
窓はこの教室を引き裂いている
吐き気を催すような空気の中で
大人にも子どもにもなれない僕ら
お互いにあざむきあったり
傷つけあったりしていて
僕は窓が好きだった
それは空間を引き裂く傷口だった
そこから吹き込んだ冷たい風が
僕ら全員の鼓膜を突き破って
僕らお互い笑いあって…

BEGINNING WITH NO TITLE / 無題の朝

今日もあなたの声を聴かせてよ
今日も僕の虚無を埋め立てよう
今日は昨日を忘れて置き換えた
今日が明日を恐れて震えてた

快楽 3、2、1 で瞬き
消耗してく 身体も心も
毎日 3、2、1で変わらず
消耗してる あなたの言葉も

あなたの痛みをこの手に与えてよ
あなたの虚無をこの手に吐き出して
今日はあなたの怒りを受け止めよう
今日は僕の右手を捧げよう














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